◉持っている着物の仕立て替え
*洗い張り仕立て
洗い張りはお母さま・お婆さま・叔母さまの着物で、ご自分の着物寸法より
全体的に大きかったり、小さかったりしている着物を一旦解いて反物にして
から、着物全体を水で手洗いします。
洗い張りと言う言葉は、「洗った反物を張る」と言う工程を意味するもので、よくすすぎ洗いした後で、あらたにふのりをつけた反物を張る板に 固着させたり、伸子(しんし)で張ったりして乾かす作業を行うことで、以前の風合いを取り戻し、生地を蘇らせることができます。
仕立てあがると新品の着物と変わらないぐらいきれいに出来上がります。
*染め替え仕立て
着物を解いて反物にしてから、派手になった着物や飽きてしまった着物を色抜きして、現代風の柄に染め替えられます。
また、元の柄を生かして元の地色より少し濃いめの色を描けるので、シックな感じに染め上がりますので、新しい気分で着てみてはいかがでしょうか?
派手になったり、やけや黄変シミが目立った着物も新しい着物やコート・羽織、帯に再生できます。
新しい着物や長コート、長羽織が一枚増えました。
*八掛取替え
二十代の頃、よく着ていた着物を着てみようと箪笥から出してみると、寸法も大丈夫でシミ汚れもないので、
このままでも着れると思ったのですが、八掛が派手なのでこのまま着るのにチョット思う方、着物に合わせてシックな八掛に取替えることで、この先長く着用できるようになります。
Before
After
*胴裏取替え
箪笥に、長くしまいこんでいた着物を出してみたら、胴裏が湿気で黄変し
このままでは着るにはチョとと思う方、胴裏を取り替えればまた着れるよう
になります。
但し、胴裏が黄変しているので、カビが着物全体に付着していると思います
ので、丸洗いカビの手当ても合わせてした方が、安心して着ていただけす。
*変わり衿道中着仕立て
嘉洛では、オリジナルの道中着をいろいろ仕立てしておりますが、色無地・
小紋・紬で、派手になったりシミがある着物に、一色描けて道中着に仕立替
えます。
この写真の道中着は、袷の着物のをオリジナル仕立てした単衣の道中着です。
たとえば、着物のシミが古く、取れないようなものであれば、柄足したり、「若いころに着ていた着物なので、もう少し落ち着いた色にしたい」といったご要望には「色かけ」も承っております。
いろいろな角度からお客様お一人、お一人にご提案し、お客様の大切な着物を修復させていただきます。
まとめ
ご自分の着物、羽織、道中着、長襦袢、帯はもちろん、お母様、おばあさま、おば様など、譲られた着物が残念ながらシミや汚れがあり、サイズも合わない着物は、シミや汚れを取り除いて、マイサイズに仕立て直しも承っております。
いろいろな角度からお客様お一人、お一人にご提案し、お客様の大切な着物を修復させていただきます。
着物の丸洗い、洗い張り、染め替え、染み抜きなど、他店で断られたものでも、ご相談ください。
伝統工芸士をはじめ、住み込みで6年修業した40年以上の実績を持つ和裁士など、着物のスペシャリストがお客様のご依頼にお応えします。
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