よくあるご質問

よくあるご質問

お仕立て直しから技術を用いた着物洗いまで、着物のご質問にお答えします。

振袖の袖を切って、訪問着として着たいのですが、できますか?

身頃の柄とのバランスにもよりますが、袖丈だけ短くしてもおかしくなければ短くすることをお勧めします。全体にひと色のせてシックな感じにして、袖を短くすれば長い間(三、四十年)着られるようになります。

小紋の反物を仕立してもらいたいのですが、雰囲気にあった八掛がありません。どうしたらよいですか?
着る方の雰囲気で合わせ方が違うので、小紋をお持ちいただければ、雰囲気に合ったお洒落な八掛の色をお選びいたします。八掛は少ししか見えませんが、とても重要な部分です。良くも悪くも、若くも地味にもなります。
着物の虫干しの適切な頻度を教えてください。
できれば年に二度していただきたいところですが、最低でも年に一度12月~3月の晴天で湿度低く、乾燥してる日に、風通しのよい部屋で虫干しをしてください。
正絹の着物を桐たんすに入れてしまう時、たとう紙にを入れるというイメージがあります。紙は湿気を呼ぶからよくないという意見も聞いたのですが、どちらが良いでしょうか?
正絹の着物は湿気が大嫌いです。よく桐のたんすに入れてあるから大丈夫と言うお客様がいますが、湿気は少しの隙間からでも入ってきます。たとう紙に入れた方が良いと思います。お客様が、何十年もたんすに入れてある着物を整理したいと言うので、お伺いするとたとう紙のほとんどが黄色くなっています。たとう紙が湿気を吸って変色したと思われます。たとう紙に入れていても、定期的に虫干しをすることをお勧めします。
古い着物の洗い張りをやっていただきたいのですが、お願いできますか?
年数が経っている着物も洗い張りしておりますが、明治・大正・昭和初期の着物や羽織の中には、水に濡れると溶けてしまう物もありますので、現品を見てからになります。四、五十年しまいこんでいた着物や羽織、長襦袢は、縫ってあった所が弱っているので、補修してから洗い張りしますので、追加料金が発生いたします。
着物の保管の仕方について教えてください。
一枚ずつたとう紙に入れて、できましたら桐箪笥に保管してください。桐箪笥がよいという理由は、湿気を寄せ付けにくいという特徴があるからです。)「桐和箪笥を置く場所がない」という方には、洋服ダンスやプラスチックケースなどでも、保管できます。洋服ダンスやプラスチックケースの場合だと、何枚も重ねて収納してしまうので、湿気をためこみやすいので年一度の虫干しを必ずしてください。
着物の帯のお仕立てや帯芯の交換してもらうことは可能ですか?
お仕立も帯芯の交換もいたしております。帯芯の入っていない袋帯に芯を入れると、張りのある新しい袋帯に変身します。
着物をコートに、あるいは長襦袢に、リフォームできますか?
着物はコートだけでなく、いろんなものにリフォームできます。長襦袢にもリフォームできますが、長襦袢地は着物地よりうすいので、着物を長襦袢にすると着物を二枚着る感じになるので、寒がりの方にはいいかもしれませんね。
染み抜きをすると、着物の布地が傷みそうで怖いのですが大丈夫ですか?どのようなお直しをされますか?
熟練の職人による経験と技術から、シミの種類やシミの状態、素材の特性などを見極めてシミ抜きをいたします。シミに適した薬品を用いて最新式の機械と職人の手作業で、一個ずつ落としていきます。黄変しているシミは漂白して、そのあと染色補正します。
着物のサイズを直してもらうことはできますか? また、できないサイズ直しがありましたら教えてください。
サイズ直しいたします。着物のサイズ直しには、丈直し、行き直し、袖丈直し、身幅直し、などがありますが、サイズ直しする着物に、どの位の縫い込みがあるのかによって直せない場合もあります。寸法的に無理な着物でもとても気に入っているので、なんとかしてほしいというお客様にも対応しております。【足りない部分に別の生地を足す(きりばみ)ことによって、オリジナルの着物が出来上がりますのでご相談ください。】
祖母が使っていた頃からついてしまっている染みでも染み抜きすることはできますか?
四、五年前のシミも直せます。但し、シミ抜きをするのに、薬品を使うので酸化が進んでいると穴が開いてしまことがあるので、生地が耐えられるか試して、耐えられそうもない場合は、違う加工方法を活用して直します。
着物の染み抜き後のガード加工はなぜ必要なのか教えてください。
ガード加工をしていると雨などの水分を弾いてくれますし、つけたばかりのシミは簡単に落とすことが出来きるので、よく着物を着る方にはガード加工をお勧めします。
着物を一からつくってもらうことはできますか?予算はどのくらいでしょうか?
着物には、いろいろな種類がありますし、価格もピンからキリまであるので、ご予算に合わせてお作りすることも可能です。
着物を着たあとのお手入れ方法を教えてください。
着物を着たら直ぐにしまわないで、1日から2日位きものハンガー(無ければ洋服ハンガー)などに掛けて、湿気を飛ばしながら、着用時の汗や気が付かなかった汚れが付いていないかチェックします。 そのまましまい込むとカビやしみの原因となり、長期間しまい込むと丸洗いでは取れないしみ(黄変)に、なる事があります。 黄変になると、しみ抜きをしないと綺麗にならないので、別途料金が発生いたしますので、着用後のチェックを忘れずにしましょう。
着物の丸洗いは可能でしょうか?丸洗いできない着物はありますか?
可能です。最近の着物の中で、染色した柄や金箔が揮発性の溶剤を使っても、柄が落ちたりする着物もあるので、そのような着物は、全体的に洗うことができないので、部分洗いになります。
着物を買ったお店でのお直しと、買ったのとは別のお店でのお直しでは、何か違いがありますか?
着物をお買い上げいただいたお客様は、縫った和裁士がわかるのでお直しもその和裁士に出します。他店でお仕立てした着物は日本人の手縫い、海外の手縫い、ミシン縫いによって、縫った方の癖とか技術に合わせてお直しをするので、時間がかかります。
着物のにファンデーションや口紅の汚れがついてしまったのですが、クリーニングだけで取れますか?
着用後あまり時間が経っていなければ、生き洗いだけで綺麗になります。時間が経っていたり、ご自分で触ったりしますと洗いだけでは落ちません。シミ抜き代も別途かかりますのでそのままの状態で、なるべく早くお出し下さい。
着物に汗染みがついてしまったのですが、クリーニングで取れますか?
汗はタンパク質やミネラルなどを含んだ脂質が、生地に付着しているので、ドライクリーニングだけでは汗(水分)は落とせません。汗の所は再度、水で手洗いして仕上げます。
特に目立った汚れはありませんが、着物クリーニングをした方がいいのでしょうか? 年に1回などクリーニングの頻度の目安はありますか?
1回しか着なくても衿・袖口・背中・胸脇等汗をかいています。当店では、シーズン中何回も着用しても、衣替えの時に生き洗いをするだけで汗ジミや汚れなでも綺麗になります。
一度しか着なかった着物でも何回も来た着物でも、衣替えの時にお手入れをする事をお勧めします。
着物クリーニングの料金にはお店によって差がありますが、他のお店より値段が高い場合、仕上がりに違いがありますか?
あります。一連の工程をして、自然乾燥したあと、もう一度シミのチェックをします。油性のシミは揮発性の溶剤で落ちていますが、水性のシミは再度水を使って処理します。輪ジミにならないよじっくり時間をかけて乾燥するので、きれいな仕上がりになります。
色合いが派手で、着られない着物があります。染め替えで着られるようにできますか?
染め替えられます。色合いが派手になったり、黄変したシミが沢山ある時は、その上から一色かけることで地味になったり、黄変したシミも分からなくなります。42年の経験と実績で、着る方の雰囲気や顔映りが映える色をアドバイスしております。
鼻緒がきつくて痛いのですが、どうにかなりますか?
鼻緒を、緩めれば大丈夫です。
箪笥に25年間入れっぱなしの着物を出して見たら、カビやしみが出ていてびっくりした!きれいになりますか?
生洗いとしみ抜きできれいになります。
昔の短いコートや羽織の丈を長くできますか?
縫い込みの量などで、長くできる場合とできない場合があります。
汚れやしみの出ている帯ですが、しめれるようになりますか?
生洗いとしみ抜きでしめられるか、ひと色のせてしみを目立たなくするかで、しめられるようになります。