嘉洛の仕立て

嘉洛の仕立て

着物を普段から着ている和裁士だから、着物のことを隅々までわかっています。
私たちはひとりひとりにあった着物作り仕立てにとことんこだわっています。

きちんと採寸した寸法で仕立てした着物なのに着にくいことはありませんか?

その多くの原因が着物の構造(縫い方)を知らずに、マニュアル通りに採寸をした寸法で仕立てをしているからです。

当店には、着物のことがわかっていて、その人の体形を上記の項目に沿ってしっかりと採寸し、
お客様の好みに合わせた寸法を測れる和裁士がおります。

40年以上の経験と知識(いろいろな縫い方を知っている)で、
お客様にとって「本当に気持ちのいい、着やすい」着物をお仕立ていたします。

嘉洛でできる着物仕立て

  • 持っている着物の仕立て替え
  • 染め替え仕立て
  • 洗い張り仕立て
  • 胴裏取り替え
  • 八掛取り替え
  • 着物・羽織・コート寸法直し
  • 変わり衿コート・道中着仕立て
  • お宮参り・七五三仕立て
  • 反物から仕立て
  • 留袖・振袖仕立て
  • ロングコート・ロング羽織仕立て
  • 作務衣・甚平
  • 綿入れ半天
  • リフォーム・リメイク etc.

お着物に関すること、お気軽にご相談ください

「男仕立て」とは

海外での仕立てやミシン仕立てが多くなってきたこの頃ですが、嘉洛では6年間住み込みの修行を積んで日本和装士会の検定に合格したプロの和裁士が昔ながらの男仕立てをしております。
「男仕立て」とは あぐらをかいて足の親指と人差し指で、布を挟み引く力の強さを平均に保ち、布地が弛まなく、つり合いも良く仕立て上がります。
嘉洛では生地だけではなく仕立てにもこだわっております。

店長・着物コーディネーター紹介

店主・着物コーディネーター 落合 俊夫

他にはない個性的な着物屋・・・それが嘉洛です。
家内が和装士なので、お客様のご要望やコーディネート内容を直接伝えることができ、クオリティーの高い仕立てが当店の特徴です。
また、しみ抜き、生洗い、染めかえし、仕立加工、寸法直し、鼻緒のすげ替え、洗張り、など・・・着物に関することなら、とりあえず、何でも相談してみて下さい。
当店のディスプレイを観に来る方もいるくらい、常に工夫を凝らしたウインドウを心がけています。
季節に合わせたディスプレイもぜひ観に来て下さい。

また、オリジナル商品も多数そろえておりますので、お近くの方も、遠くの方も、ぜひ一度お越し下さい。

店主・着物コーディネーター 落合 俊夫

和裁士自己紹介

和裁士自己紹介

今から42年前、昭和51年にNHK朝ドラ「ひよっこ」の舞台にもなった北茨城から、和裁のプロを目指して東京へ上京しました。

東京の和裁所には、全国から和裁士を目指す、50人位の若い人達と共同生活をしながら、6年間の住み込み修業が始まります。

和裁所は、1年生から6年生の縦社会で、1年生の私達の仕事は、お勝手、掃除、雑用を交代でしながら、運針から教わりました。

私が入所した和裁所は、あぐらをかいて、左足の親指で布を挟んで縫う「男仕立て」でしたので、なれるまで足がしびれることが、多々ありました。

2ヶ月が過ぎた頃、大先生から晒しで肌襦袢の縫い方を教わりました。

白い晒し地に、赤い糸で縫うように言われましたが、赤い糸だと糸目がとても目立ち、縫い目が綺麗に揃うまで、縫っては解き、解いては縫うの繰り返しでした。

大先生の検品を受け、合格するまで何度も縫い直しして、最後に白い糸で縫って完成しました。

同期の中で、縫い目が綺麗に縫える人から、浴衣や長襦袢、単衣きものを先輩から教わりながら仕立てるようになり、縫い上がった物は、先生が検品して同期の前で評価されるので、お互いに競うようになりました。

入所して、初めてお盆休みに1週間田舎に帰省して、和裁所に帰ってきたら、同期8人のうち3人は、和裁所に戻って来ませんでした。

          当時の私の日記に、「自分に負けるな、頑張れ」と書き綴られていました。

35年前、嘉洛の専任和裁士となりお客様と相対するようになって、今まで仕立て伝票通りに綺麗に縫うことを心掛けてきましたが、一人一人の体型が違うことに気付き、これからはお客様が着やすく、着姿がよく見える採寸をして体形に合った寸法で仕立てすることが大事だと気付かされ、それ以来、着やすくスマートに見えるをコンセプトに仕立てをしております。

お客様から仕立て上がりについて好評をいただいておりますが、初心を忘れずにひと針ひと針丁寧な仕立てを心がけております。

お客様の声

嘉洛でリメイクしていただいた私の振袖・付け下げ・成人式の帯、見事なオンリーワンの和モダンな逸品に生まれ変わりました。
落合さんデザインの世界に一つだけのコートも宝物です。
嘉洛に行ったら「着物離れ」なんて言葉はどこかへぶっ飛んでしまうほど魅了されます。

(女性 60代)

歌舞伎座での30年くらい前の義母の反物を縫い上げていただいた単の着物、ちりよけ、お友達に好評でした。ほんとうに着やすかったです。少し太りまして・・・。自分に負けるな頑張れで痩せたいです。(^^;

(女性 50代)

「ひよっこ」見てました。泣けました。早くに知っていたなら・・・。
いま、この文を読みながら、あの情景と奥様(和装士)の頑張る姿を想います。「自分に負けるな、頑張れ」いい言葉ですね。
今、いつも、にこにこ楽しそうに話をされ、社長をたてて、何でも相談にのってくださる姿に、やはり、その苦労があったからこそと思わせて下さいました。
自分で、お客様の体形に合わせて寸法を取り、縫い上げて、とても着やすいと言われることに喜びを感じております。
今後ともよろしくお願いします。

(女性 50代)

着物仕立てに関するよくある質問

着物のお直しのなかで、一番人気があるサービスは何ですか?
和裁士が自らお客様を採寸するので、体形に合った着やすい着物に仕立て上がるのと、似合う似合わないと、はっきり言ってくれるコーディネートです。
着物お直しのサービスで納期の指定をさせてもらいたのですが、ご対応してもらえますか?
加工内容により対応させていただいております。
着物のお直しをしてもらえるかどうかわかりませんが、お見積もりの段階で着物の状態を確認して判断してもらえますか?
もちろん見積もりはします。ご来店の際に着物の状態を拝見させていただきます。もしご来店ができない場合には修理箇所全ての写真をお送りください。プロの目で見ると違った修理や仕立てが必要な場合があります。
着物をコートに、あるいは長襦袢にリフォームできますか?
着物はコートだけではなく、いろんなものにリフォームできます。長襦袢にもリフォームできますが、長襦袢地は着物地よりうすいので、着物を長襦袢にすると着物を二枚着る感じなので、寒がりの方にはいいかもしれませんね。