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振袖

 

成人式の振袖

 

小学生のころから背が高く、「成人式に似合う振袖があるかしらー」と気にしていたお母様。

お嬢さんも背が高いことを気にして、シックな色で柄(模様)のある振袖だと小さく見えると決め込んでいました。

私は成長したお嬢さんを見て、シックな色、柄(模様)は雰囲気に合わないと思い、明るい色の柄のない無地の振袖をおすすめしました。

 

無地の振袖に比翼をつけて、着物と比翼の裾と袖口にふき綿を入れて仕立てることで、華やかで豪華になります。

背が高いので、ふき綿を(身丈と裄丈を出す)通常の倍入れて仕立てました。

成人式会場で、友人達から柄がなくても、「とっても目立っている」と言ってもらえてうれしかったです!

ご本人の感想は、「とっても気にいってます、無地の振袖にしてよかったです、ありがとうございました。

成人式の主役になれる!心に残るお振袖

近年はシックな色合いのアンティーク柄の振袖を探している方が多くなりました。

豪華で華やかな 振袖とは違い、シックでモダンに染めているので、将来的には袖を短くして訪問着として長く着ていただけます。

しかも、振袖のコーディネートのまま(袋帯、帯揚げ、帯締め)で、訪問着にもそのままお使いいただけます。 

振袖のコーディネート、着物の地色と(じいろ)と柄に合わせて濃淡の帯、帯に合わせて帯揚げ、帯締めを着るお嬢様の着る雰囲気に合わせて半衿や重ね衿を合わせます。

帯と着物の強めのコントラストが若々しさを演出して、シックな着物を着ても地味になり過ぎず、品よく、素敵に目立つのは着物じゃなくて、ご本人自身が目立つシックでモダンなコーディネートを堪能していただけます。                      

『着物、帯、小物はわき役、貴方が主役』 

成人式の振袖

大手の振袖専門店からカタログが送られてきますが、どのお店も似たような総柄の豪華で華やかな振袖が掲載されています。

写真のお嬢様は、最初は、振袖専門店の展示会に振袖を見に行くのが楽しかったけど、いろいろな振袖を着せてもらっても、どこのお店も似たようなものばかりで、着たい振袖がないとご来店いただきました。

お嬢様のご希望などヒアリングをして、地色は茜色(あかねいろ)、柄(模様)は総柄ではなくシャープでスッキリした感じをイメージしていました。

後日、イメージに合った振袖をお見せしたら、大変喜んでくださいました。

仕立ては、振袖に比翼をつけて、着物と比翼の裾と袖口に綿を入れた、ふき綿仕立てにしました。

背を高く見えるように、シックでモダンにコディネートにして、ヘアースタイルもアドバイスいたしました。

 

ママ振り

      Before

50代のお母様が成人式に着た振袖です。

お母様は、ご両親に作ってもらった絞りの振袖を、娘さんにも着てもっらって、親子二代で同じ振袖着て成人式に出席して、同じ振袖の写真を残したいと、娘さんに絞りの振袖を見せたらSNSやカタログでよく見る同じような花柄ではないし、絞りの振袖だし、私もこの振袖を着てみたいと娘さんに言ってもらえたので、仕立て替えることになりました。

      After

娘さんの身長がお母さんより10㎝位高いので、娘さんに着てもらうのに、ほどいて洗い張りして、帯でかくれる所に別な布を足して、娘さんの寸法に合わせて仕立て替えることになりました。

上前と下前の丈の長さがふぞろいなので、足し布で調整して同じ長さの着丈になるようにはぎして、袖丈、肩裄も出せるだけだして仕立て替えました。

 

      After

娘さんが結婚して、振袖が着れなくなったので袖を切って訪問着に仕立て直したいという方がいますが、こちらの絞りの振袖の柄(もよう)は、絵羽柄(えばもよう)の振袖なので、袖を短くすると全体のバランスが良くないので、訪問着として着ることをお勧めできません。

母から娘に、娘から孫娘に受け継いでいけるように年に一度の虫干しをしていただいて、保管することをお勧めいたしています。