Before
After
成人式に着た振袖の袖を短くしてもらえますか?と三十代のお客様がご来店いただきました。
袖の柄が、訪問着の袖丈の長さ(49㎝)に切ってもおかしくないですが、白い桜柄が目立つようになるので、ローズ色を一色描(ひといろか)けることでシックでモダンな訪問着によみがえって、これから何十年も着用できるようになりますとご提案いたしました。
「この先、振袖じゃあー着ないので訪問着に作り直しできるならお願いします。十一月に娘の七五三参りに、私も着物が着たいので間に合いますか?」大丈夫です。
娘さんがいらっしゃるのなら、振袖の袖を切らずに、娘さんの成人式の時に着たもらったほうがいいと思いますよ、とお話ししましたら、「もう一枚振袖があるので、娘の成人式にはそちらを着せるつもりなので大丈夫です」ということで、袖を短くして訪問着として着ていただくことになりました。
Before
After
振袖の袖を短くしたお客様が、ご自分が着ていた着物を、娘さんの七五三の七歳祝い着に作り直すことが出来ますか?とご相談に来られました。
お母さんの着物を七歳祝い着に作り直しする事は出来ます。
最初に、着物をほどいて反物に戻して、洗い張り(水洗い)をして、きれいな状態で着ていただけます。
お母さんの着物の身頃の総丈は四尺八寸(1m82㎝)、袖丈は一尺四寸(53㎝)、七歳祝い着に仕立て直すには、お母さんの着物の二枚ある身頃の一枚で、着物の袖二尺(76㎝)を二枚を取り、もう一枚の身頃を中央で切り、元の袖をはぎ合わせて三尺八寸(1m44㎝)の見頃を二枚取り、それぞれのパーツを縫い合わせて、七歳祝い着に仕立て直します。