母に誂えてもらった紋付の着物、染め替える

 

結婚する時に、母が着る時があるからと持たせてくれた1つ紋の色無地着物、お宮参りや七五三入学式などに着た記憶があり、長男に初孫が産まれてので、お宮参りに来たいと思って箪笥から出してみると、「ローズピンク地の着物ですが、60代の私が着ても大丈夫ですか?」とご来店いただきました A・T様

ハッキリ申し上て、派手です。

この先お孫さんの七五三や、次男さんお子さんが産まれれば、お宮参りや七五三など着る機会があると思いますので、染め替えをお勧めいたします。

染め替えの色はお任せしますと言われたので、江戸茶色に目引き染めして染替えました。

仕立て上がった紋付き無地着物を見てとてもいい色で、お任せして良かったと喜んでいただきました。

ご試着してもらうと、お嫁さんもとてもいい色ですね、お母さんよくお似合いですよと喜んでいただきました。

*江戸茶色(えどちゃいろ) = 明るい赤みの茶色

*目引き染(めひきそめ)= 渋い色を全体に一色描けることで、派手さが気にならなくなります。

結婚する時に、母が着る時があるからと持たせてくれた1つ紋の色無地着物といっしょに誂えた長襦袢もピンク地で、シミがところどころあるので、シックになる色を目引き染(鶸茶色)して、シミもわからなくなりました。

*鶸茶色(ひわちゃいろ)=緑みの黄色

*目引き染(めひきぞめ)=派手な着物や帯に、渋い色を全体に一色描けることで、柄(模様)の派手さが気にならなくなります。

寸法も、現在の体型に合わせてお仕立ていたしましたので、ピッタりと体に*馴染んで気持ちよく着れると思います。

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