きもの愛 きもので遊ぶ 母の着物

 

 

お端折りと帯でわからないところで足し布して身丈をだしました。

 

裄が短いので袖口のところに足し布して袖幅を出しました。

 

お母さんが二十代の頃、気に入ってよく着ていた小紋を、娘さんも気に入ったようなので、「娘の寸法で仕立て替えできますか」とお母さんと娘さんお二人でご来店いただきました。

お持ちになった着物を採寸すると身丈、身幅、裄が短いので、解いて洗い張りして仕立替えすことをお勧めしましたが、お母さんと娘さんの身長が12㎝違うので、着物に充分な縫込みが入っていいれば、それを下ろせば着れるようになります。

しかし、着物に十分な縫込みがないので、身丈を出すのに帯を締めるとわからなくなるところと、お端折りの中に入るところ二か所に、別の生地を剥いて身丈を出します。

肩幅は布幅ぎりぎりで縫っても、袖幅は無地の生地を剥いて柄のようにして裄をだしますとご提案いたしました。

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