結婚式に黒留袖着たい 黒留袖リホーム 黒く蘇る

  Before       

 After      

息子さんの結婚が決まったので、二十数年ぶりに箪笥から出してみたら、黒留袖の黒地がヤケて臼ボケ色の黒になってしまった黒留袖を、三月の結婚式に着て出席したいので、着れるようになりますか?とご来店いただきましたT・O様。

早速検品しましたところ、二十数年間、虫干しをしないでしまい込んでいたので、湿気による変色か?何か他の原因でなったのか?と思われます。

次に比翼と胴裏を検品しましたところ、薄茶色に変色していました。

                               あと

黒留袖の寸法を測ってみると、二十数年前は細かったようですが、現在の体型に合わせると身丈・身幅・裄が短いので、この寸法では着用不可なので、今の体型に合わせて仕立てすることなどをご提案いたしました。

元のきれいな黒留袖に戻す方法は、解いて反物にして下洗いをしてから、柄が染まらないように、柄を糊伏せしてヤケた地色を元の黒い色に染めていきます。そして比翼と胴裏もさらし加工することで白くなるので、仕立て上がると新しく誂えた黒留袖に甦りました。

まとめ

ほとんどのお客様が、着れるようにしてもらう料金が気になるようですが、新しく誂えるよりお安くできますし、貸衣装を二回借りることを思えば、作り替えたほうがお得だと思います。

また、きれいにしておけば娘さんやお嫁さんに譲ることも出来ますので、リホームをお勧めいたします。

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