お母さんの振袖・仕立て直し・コディーネート

 

 

 

お母さんからの問い合わせで、「私が成人式に着た振袖を娘にも着せたいという思いがあり、娘にお母さんが着た振袖を着てほしいと羽織らせて見せたところ、ふるくさい感じがするし、好みの色じゃないと言って、着てもらえそうにないのですが、私としては着てもらいたいので、いい方法がありませんか」と電話をいただきました。

簡単に羽織っただけでは、似合っているのか似合っていないのか、判断がつかないのでふるくさくて、好みの色じゃないから着たくないと言っていると思うので、振袖一式持って娘さんと一緒にご来店ください。

娘さんに振袖、袋帯、小物類をつけて着付けして、着姿を見てもらえば納得してもらえると思います。

後日、ご一緒にご来店いただきましたので、振袖を娘さんに見てもらいながら、絞りに刺繍柄の振袖で、お母さんの時代でもあまり見ない振袖なので、現代でも古くさく見えないし逆に現在だと個性的な振袖ですよと話しながら着付けすました。

着付けして、現状のままのコディネートで似合うかどうかを見てもらい、どこか気になるところがあれば言ってください、と言いましたら自分ではわからないというので、私が見る限りお母さんが着用した時の小物のでは、娘さんの雰囲気に合わないので、帯締め、帯揚げ、重ね襟は同系色でまとめるとスラッと見えて身長も高く感じます。

あと寸法が合わないので解いて洗い張りして、シミや汚れを取れば、見違えるようにきれいになり、長襦袢にはシミやヤケがあるので、振袖に合わせて少し濃いめのピンク色に染めると、ヤケやシミを目立たなくなり、マイサイズに仕立て直しました。

帯結びも今どきの変わり結びにしないで、可愛く上品に見える文庫結びを提案しました。

後日成人式に出席した時に友達に、〇〇ちゃんの振袖、私たちとの振袖と違う感じでいいわねと褒められましたよと、ご来店くださいました。

お問い合わせはこちら