振袖のシンプル色=手染め色無地振袖
振袖といえば、SNSやカタログを見ると、同じようなお花の入っている柄(模様)ばかりが出てきますよね。
そこで重要なのは、成人式会場で周りの人と被らないこと、柄(模様)の振袖の中に入っても見劣りしないこと!
柄(模様)の振袖の中に入ると、一色(ひといろ)の色無地振袖がどれだけ映えるか想像してください。
嘉洛の色無地振袖のメリットは?
お客様のお好きな色などをよくお聞きして、お嬢様の雰囲気にあった色のご提案をいたしております。
洋服では似合わない色でも、着物では似合う新しい発見もありますよ!
色無地振袖の場合は、白生地(しろきじ)からお好みの色に染めます。
一口に白生地といってもいろいろなものがありまして、ちりめん系、紋綸子(もんりんず)、変わり織などがあり選択の幅は広いです。
色については無限と言っても良いぐらいあり、たくさんの色見本からお好みの色をお選びいただけますし、ご自分の気に入った色(色紙・生地など)をお持ちいただいてもかまいません。
柄(模様)が入っていない色無地振袖は一見さみしく見えますが、仕立て方で柄(模様)の振袖に負けないぐらい豪華にもなります。
それはどうしてかと言うと、着物の八掛に少しだけ表地に被(かぶ)せて仕立てた部分を“ふき“と言います。
色無地振袖の八掛と比翼の、”身頃”と”衽”(おくみ)、”袖口”に綿を入れると、着物の豪華さ、重厚さが引き立つ仕立てかたです。”ふき綿“仕立ては、武士や裕福な商人の妻子に好まれました。
※八掛=袷着物の裏地として身頃に四枚、衽(おくみ)二枚、衿先に二枚、合わせて八枚の生地のことを言います。
※比翼=比翼仕立ての事で、着物が二枚重ねに見えるように仕立てします。袷の着物の裾、衿、袖口、振りに縫い付けた付け比翼で、二枚重ねに見えるように仕立てします。
それが庶民にも広まり、明治、大正、昭和初期には一般的なものになりましたが、現代では、花嫁衣裳などしか用いられていません。
「嘉洛」では、豪華で温かみのある“ふき綿“仕立ての復元に努めております。
しかも、ふき綿仕立ての色無地振袖は、結婚式でひき振袖、卒業式では、袴のコーディネートでイメージを変え、袖を短くして色無地などに着ていただけるので、実用的でご予算的にもとてもリーズナブルです。
あと、色無地のお振袖は無地だからこそ、帯や帯締め、帯揚げ、半衿、重ね衿などの小物で、いろいろな雰囲気を変えてお召しになれるのも楽しみですね!
シックでモダンな上級者テクニックもありますので、ご相談くださいね!
色無地振袖は、帯締め・帯揚げ、伊達衿など小物の色合わせではなく、着る方の顔がはっきりと綺麗に見えるように、演出として帯や小物がとても重要です。
友人や知り合いに「とっても素敵ねー」と言われるコーディネートをいたします。
“ふき綿“仕立ての色無地振袖は、どんな背景でも目立ちます。
成人式当日お友達と写真撮りますよね?
柄(模様)のお振袖の中に入ると、色無地振袖はスッキリと目立ちます‼︎
つまり
おしゃれで目立って何度着ても飽きないお振袖
そして
染め替えれば一生涯着れる
それが色無地振袖です!!
ふき綿の太さは着る方の身長によって、変わります。
お好みの太さでのご指定も可能です。
振袖シンプル染=手染め型友禅(てぞめかたゆうぜん)
最近は振袖のカタログなど見ても、総柄の豪華で華やかな振袖がたくさん掲載されています。
ところが近年、ご来店いただいているお客様は、シックな色合いのアンティーク柄の振袖を探している方が多くなりました。
「ここなら私が思っている色柄(模様)の振袖を提案してくれると思い、やっと私好みの振袖に出会えた」と喜ばれています。
小さな店が出来ることは、お客様の思い描いているお話をよくお伺いして、お客様の雰囲気に合った色柄(模様)をご提案します。
当店は35年前、京都の小さな染色工房が、手染め型友禅を手がけていることを知り、それ以来、20歳から70歳代まで着れる着物の、染めをお願いしています。
工房の蔵には、無数の型友禅の型紙があり、その中から好みの柄の型紙を選び、染色(そめいろ)を決めてアンティークな振袖に染めています。
柄の大きさはそれほど気になりませんが、染色(そめいろ)によってシックでモダンな、明治、大正、昭和初期のアンティークな振袖を再現しています。
お嬢様と一緒に来られたお母様が、「私でも着れるわよねー 」と言う方もいらっしゃいます。
どうしてかと言うと
豪華で華やかな振袖とは違い、シックでモダンに染めているので、将来的には袖を短くして訪問着として長く(20〜70代)着ていただけます。
しかも、振袖のコディーネートのまま(袋帯、帯揚げ、帯締め)で、訪問着にもそのままお使えいただけます。
ですから
振袖の袖を短くすれば、お母様にも訪問着として着られます。
振袖のコディーネートは、お嬢様の雰囲気と、着物の地色(じいろ)と柄(模様)に合わせて濃淡の帯、帯に合わせて帯締め、帯揚げ、半衿や重ね衿を合わせます。
あとは、帯と着物の強めのコントラストが若々しさを演出して、シックな着物を着ても地味になり過ぎず、品良く、素敵に、目立つのは着物じゃなくて、ご本人です。シックでモダンなコディーネートをご提案させていただきます。
【着物、帯、小物は脇役、貴女が主役】
まとめ
いかがでしょうか?振袖シンプル手染め色無地振袖、手染め型友禅振袖は、他店ではあまり扱っていないと思われます。
当店は、35年前よりシックでモダンなコーディネートの振袖をご提案させていただいております。
いままでに誂えていただいた振袖のお嬢さんもご結婚して、ご自分の娘さんが成人になられるお客様が、数年前からご来店いただいてます。
最近のママ振りが取りざたされていることもあり、成人式に、当店で誂えた比翼付きふき綿仕立ての振袖を、お嬢さんもとても気に入っているので、このままの寸法で着れるか、シミや汚れがないか、などを見てくださいとお二人でご来店いただいています。
体型的には、さほど変わりがなくても、今どきのお嬢さんは、手が長い方が多いので、袖を長くする裄(ゆき)だしと京洗いする事で、着ても大丈夫な、お嬢さんや身長がお母さんより10㎝も高いお嬢さんは、ほどいて反物に戻して洗う、洗い張りをすることで、元の筋やカビなどがきれいになって、お嬢さんの寸法で仕立てするので、新しい振袖で成人式に参加していただいています。
手染め色無地振袖、手染め型友禅振袖は、こちらをご覧ください。
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